美容師のSNS活用は、もはや現代の美容業界において不可欠と言っても良いでしょう。
SNSを展開する目的やメリットとは、なんでしょうか?
お店のブランド化や、顧客とのコミュニケーションを強化していくこと。
集客や求人、お知らせなどを一括して届けることができ、そのアーカイブも残せます。
とはいえ、忙しい美容師としての生活の中で、SNSを運用することなんてできるの?
と不安に思う方も多いでしょう。
SNSを使う上で大事なこと。それは、個性や技術、世界観などを表現することです。
一定期間、ある程度のコンテンツが充実するまでは、鉄の決意を持って取り組みましょう!
実際にお客様からの反応があれば、それがSNSを継続するモチベーションになっていきます。
また、クラウドソーシングなどで細かい作業を外注したり、慣れるまでは少し遅いペースで
投稿するなど、工夫をしてみてはいかがでしょうか。
普段はなかなか伝えることができないストーリーや、価値観を理解してもらうこともできます。
美容師としてのスキルやセンスをアピールし、顧客の興味を引くコンテンツを発信しましょう。
美容師の日常や仕事の裏側、人となりや、美容師としての情熱を語ることにより、お客さまと信頼関係を築くことができます。
またご自身を客観視することで、強みや自己理解にもつながります。
SNSを活用する際には、ターゲットとなる顧客層を明確にし、そのニーズや興味に合ったコンテンツを
一貫して発信していくことがとっても大切。
ターゲットが求めている特定のヘアスタイルやアフターケア、トレンドに関する情報を提供することで、
より関心を高めていただき、選ばれる美容室を目指しましょう。
「特別な日にするヘアアレンジ」「グレイヘアへ移行するには」「髪質改善」また
「ヘアドネーション」「フォトブース設置」など
ご自身が得意とする技術やサービスとターゲットの関心や需要をうまく結びつけてアピールしましょう。
定期的な分析と改善により、投稿への反応や効果をモニタリングしたり、アンケートを取ったりすることで
お客様の潜在的ニーズや、メニュー改善につながるヒントを得ることもあるでしょう。
お客さまとのつながりを深め、ビジネスの成果を高めることができます。
他のお店にはない、特別なサービスを作り出すこともできるかもしれません。
美容師にとってSNSの役割とは?
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、インターネット上で利用者同士が情報を共有し、
交流するためのプラットフォームです。
現代社会では、個人だけでなく企業や組織も積極的に活用しています。
美容師がSNSを利用することで、お客さまとのコミュニケーションを強化し、
ご自身のスキルやセンスをアピールする場として活用できます。
「この人にぜひ会ってみたい!」
「この人に施術をお願いしたい!」
とお客様に熱烈に思っていただけることが美容師冥利に尽きることは言うまでもありません。
地方に勤務をしていたり、勤務する店舗が変わってもお客さまがついてくる
というとてもありがたい状況ができるのです。
SNSには、Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなど様々なプラットフォームがあります。
それぞれの特徴や利点をまずはしっかりと理解しましょう。
ここでは、各プラットフォームの特徴を理解していただき、美容師さんがそのSNSを選ぶメリットを
ご紹介します。
忙しい生活の中でも、しっかりと継続できて効果を発揮するプラットフォームを
選ぶことが大変重要です。
ご自身がSNSを使う目的や用途をしっかりと確認しながら、それに合ったプラットフォームを
考えてみましょう。
美容師としてFacebookを利用する
美容師としてFacebookを使用する利点は多岐にわたります。
Facebookは世界中で膨大な数のユーザーが利用しており、
そのプラットフォームを活用することで、多くの人々に直接アプローチすることができます。
Facebookはおよそ14年ほど前から日本で使われ始めました。ビジネスを目的としたユーザーや
比較的高い年齢層の人にも浸透している、信用性の高いプラットフォームです。
Facebookを使用することで、美容師さんが自身のプロフェッショナリズムやセンスを
アピールする場を持つことができます。
写真や動画を投稿し、自身の技術や提供するサービスを視覚的に紹介もできますし、
長い文章でのコンテンツも顧客の興味をしっかりと引くことができます。
さらに、Facebookではイベントやグループを作成することができます。
イベントを通じて、特別なセミナーやワークショップ、勉強会などを開催する機会を
作ることができます。
また、Facebookグループを活用することで、美容に関する情報やトレンド、
ヒントやアドバイスを共有するコミュニティを作ることができます。
美容師同士の交流や専門性の高い意見の交換にも最適と言えるでしょう。
https://www.facebook.com/bamachida
美容師としてInstagramを利用する
Instagramは視覚的なコンテンツを重視するプラットフォームであり、
美容業界と非常に親和性が高いと言えます。
実際にもう取り組まれている美容師さんも多いのではないでしょうか?
ご自身の作品や施術の写真を投稿することで、お客さまにスキルやセンスを
感覚的にアピールすることができます。
就職活動のポートフォリオとしての活用もできます。
さらに、Instagramはハッシュタグを活用した検索機能があり、
「町田 美容室」といったユーザーが検索しそうなキーワードを使って
お店の外観や居心地の良さを演出したり、トレンドに敏感であることもアピールできることから
集客に最も適したプラットフォームといえます。
現在、予約システムとして普及しているホットペーパービューティにも連携することで
最大の効果を発揮できます。
また、Instagramはストーリーズやライブ配信など、リアルタイムなコンテンツを提供する機能も充実しています。
美容師が日常の様子や仕事の裏側を公開することで、顧客との親近感を高め、信頼関係を築くことができます。
美容師がお客さまからのコメントやダイレクトメッセージに迅速に、また丁寧に対応することで、
顧客満足度を向上させることができます。
実際にお客様が来店された際にも、
「この写真のような髪型にして欲しい」など
仕上がりのオーダーに利用することもできるでしょう。
視覚的なコンテンツが多いため、撮影のセンスも大変重要です。
常に同じ画角から撮るなど、投稿に一定の規則性を持たせることにより、
ご自身の世界観を表現して、リピーターを獲得しましょう。
https://www.instagram.com/ba_machida/
美容師としてYoutubeを利用する
YouTubeの活用は正直、SNSの中でもかなり難易度が高い運用が必要とされますが
ファン化が一番効果的にできるプラットフォームと言えます。
YouTubeは動画コンテンツを主軸としており、美容師が施術やヘアスタイルのデモンストレーション、
ヘアケアのアドバイスなどを視聴者に提供することができます。
美容師としての人となり、ストーリーやビフォーアフターを見せることにより
非常にドラマチックに演出することが可能です。
SNSは一般にスマートフォンを使っての閲覧が主ですが、YoutubeだけはTVで閲覧をする人も
少なからずいます。
良い投稿をすれば、ブランディング力が一気につくことでしょう。
また、YouTubeは検索エンジンとしても機能しており、適切なキーワードを使用することで、
多くのユーザーに自身の動画を見てもらうことができます。これにより、集客効果を高めることができます。
お客さまのお悩みや検索しそうなことを想定して、その内容にあった動画を作成しましょう。
さらに、YouTubeは広告収益を得ることも可能です。美容師が有益なコンテンツを提供し、
多くの視聴者を集めることで、広告収益を得ることができるため、収益面でも魅力的なメディアと言えます。
グッズの紹介をしてそこから副収入を得ることも可能で、本業以外の収入の柱を立てることができます。
YouTubeはコミュニティを形成する機能も充実しています。
美容師が視聴者とのコメントや質問に積極的に応答し、コミュニケーションを深めることで、
顧客との関係性を強化することができます。
また、他のチャンネルとのコラボにより、よりリッチで広範囲に渡るコンテンツを創作できるのも
Youtubeの魅力でしょう。
Youtubeを使う一番のデメリットは顧客と直接ダイレクトメールでやり取りができないことです。
それについてはTwitterやInstagram、LINEなどに視聴者を誘導し、そこでの会話を促すことが重要です。
https://www.youtube.com/@BA-qi9wc
美容師としてX(旧Twitter)を利用する
美容師としてX(旧Twitter)を利用することは、短い投稿時間で情報を発信しやすく、採用や集客に向いています。
Xは140文字という制限付きの投稿形式で、短い時間でアイデアや情報を伝えることができます。
また、美容師が施術の写真やお得な情報を瞬時に発信することで、顧客の興味を引くことができます。
また、Xはリアルタイム性が高いため、美容師が最新のトレンドやイベントについて素早く
情報発信することができます。これにより、顧客との関係性を強化し、集客効果を高めることができます。
さらに、Xはリツイートやいいねといった機能を活用することで、美容師の投稿が多くのユーザーに
拡散される可能性があります。これにより、自身の情報が広く知られることで、集客効果を高めることができます。
最後に、Xはダイレクトメッセージ機能を活用することで、美容師と顧客との一対一の
コミュニケーションを深めることができます。
顧客の要望や質問に迅速かつ丁寧に対応することで、顧客満足度を向上させることができます。
リアルタイム性の高さや情報の拡散効果を活かし、顧客との関係性を強化し、ビジネスの成果を上げることができます。
美容師が施術の間の空き時間を利用し、リアルタイムでお客様とのコミュニケーションを活かすSNSとして
Xは最も適したSNSと言えるでしょう。
https://twitter.com/BA_TOKYO
SNSを使うデメリット、危険性、アンチに対する対策とは?
始める前に絶対に知っておきたいこと
美容師がSNSを使うことには、デメリットや危険性も存在します。
それらに対する対策を講じることは大変重要です。
まず、SNSを利用することで、お客さまとのコミュニケーションが増える反面、
ネガティブなコメントや評価も受ける可能性があります。
また、競合他社やアンチからの攻撃も考えられます。
メンタルの弱い方は、こういったコメントで精神的に追い詰められてしまうかもしれません。
美容師はSNS上での言葉使いやコミュニケーションには注意を払い、
プロフェッショナルな態度を保つことが重要です。
ネガティブなコメントや攻撃的な発言を目にしてしまった際は、冷静に対処することが大切です。
反射的に反応することは絶対に避けましょう。
感情的にならず、事実をもとにプロとして丁寧な対応をすることが大事です。
Youtubeなどコメントの投稿を制限することができるSNSもあります。
SNSを利用することで、個人情報が漏洩する危険性もあります。
美容師は顧客の個人情報を適切に管理し、プライバシーを守ることが求められます。
SNS上での投稿やコメントにおいても、顧客のプライバシーを尊重し、慎重に行動することが必要です。
まとめ
結論として、SNSの活用が、集客やスケールアップ、資金調達、求人採用など、さまざまな局面で
助けになってくれることは間違いありません。
美容師がSNSを使う際には、各プラットフォームの特徴を正しく理解すること。
そして、デメリットや危険性に対する十分な認識と対策が必要です。
正しい知識と冷静な対応、個人情報の適切な管理を心がけることで、SNSを活用する上でのリスクを最小限にして、
効果的にビジネスを展開することができます。
あなたの夢を実現してくれるツールとして、SNSを賢く使っていきましょう。